サチャインチナッツは東南アジアでも栽培されている
スーパーフードとして注目度の高いサチャインチナッツは、インカナッツとも呼ばれています。
インカナッツの名のとおり南アメリカが原産ですが、近年アジアでの生産も増えてきているようです。
サチャインチナッツはコーヒーや胡椒の採れる土壌や気候と同じ土地柄が生産に適しているということで、コーヒーや胡椒の生産の盛んなベトナムの中西部でも数年前からサチャインチナッツの生産が始まりました。
ベトナムでもサチャインチナッツが作られていると知ったココグローブスタッフは、さっそく生産地を訪問してきました!
なお、サチャインチナッツの効果や食べ方については、こちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
ベトナムのサチャインチナッツ生産地へ
ホーチミンから飛行機で約1時間、ザライ省プレイクー空港を降り、サチャインチナッツの農場へ車で向かいます。
このエリアは海抜600-800mの高原地帯で、農業の盛んな地域だそうです。
コーヒーやアボカド、ゴムの畑がどこまでも連なり、道中にはたくさんの蝶がとんでいて、とてものどかな景色が広がっています。
かつては火山地帯であり、農業に適した肥沃な土壌と、一年を通して一定して温暖な気候であることから、ベトナムでも有数の農業地帯となっているようです。
サチャインチナッツの栽培方法
サチャインチは ぶどうや胡椒を栽培するのと同じように木の支柱を立てて栽培します。
種を植えて約7か月ほどで収穫可能なことと、一年中収穫でき育てやすいというので最近一帯の農家で栽培が盛んになってきているそうです。
花は雄花と雌花がついており、雌花の部分が受粉後に膨らんで星形の緑の実になります。
実が茶色く乾燥した状態になったら収穫時です。
一つの木にまだ青い未熟な実もついていれば、茶色い乾燥した実もついています。
サチャインチナッツの収穫方法
アーモンドやマカダミアナッツのように、機械で木を振動させることで一斉に大量に収穫できるナッツとは違い、サチャインチナッツは一つ一つ手作業で収穫しなければならないのでとても手間がかかります。
収穫して殻をむいたナッツは大きさで選別され、小さいものや割れたものはサチャインチオイルになり、粒のしっかりしたものをローストしてそのまま食べられるナッツにします。
サチャインチナッツは一つの実に4~6粒の種(ナッツ)がついており、外側の星形の黒い殻を割って出てきた白い内側の殻を外すと、さらに黒い殻があり、それを割ると、中にようやく白いサチャインチナッツが登場します。
その白い生のナッツを食べてみると、、、
もう耐えられないくらい強烈に渋くてかなりのダメージを受け、しばらくしゃべれなくなるくらいびっくりします。
しかし、それをゆでて乾かし、さらにローストすることで渋みは取れ、カリカリポリポリと香ばしくおいしいローストサチャインチナッツに生まれ変わるのです。
サチャインチナッツの食感と風味
青魚に含まれるのと同じ良質の脂肪酸であるオメガ3やカルシウムが豊富というだけあって、アーモンドや小魚を食べているときのような風味を感じます。
食感が軽くて食べやすいナッツだと思います。
そのまま食べても香ばしくて美味しいですし、サラダや炒め物と和えてもよさそうです。
ロースト後、塩味やわさび味をつけたり、チョコレートでコーティングした製品もあります。
香ばしさとチョコレートが意外にマッチして止まらない美味しさです。
小魚のようだと表現される風味のサチャインチナッツですが、以外にもスイーツ系とも合うのかもしれません。
クッキー生地に混ぜ込んでも良さそうです。
日本ではまだあまり一般的ではないサチャインチナッツですが、おいしく栄養価も高いですしぜひ多くの人に試してほしいと思います。
サチャインチナッツのお求めは
サチャインチナッツは、ココグローブのオンラインショップでお求めいただけます。